現在、明治大学法学部4年の遠田昂太郎君(明八高2016年度卒業)は、昨年度、司法試験の予備試験に合格(合格率4.04%)し、司法試験の受験資格を得て、今回1回目の受験で見事合格されました。
卒業生:遠田昂太郎君(3月2日来校)
今回、母校への表敬訪問を兼ねて、インタビューに答えて頂きました。
・法学部への志望理由は?
中学生のころ、両親から検事や弁護士という仕事の話を聞いて、法曹界に興味を持ったことがきっかけです。
その後、裁判の傍聴などの経験をしながら、夢実現のために法学部への進学を決めました。
・司法試験チャレンジで一番苦労したことは?
孤独との戦いです。大学入学時から「遊び」からは眼を背け、一生懸命勉強に励みました。
検事や弁護士という仕事も孤独との戦いであることを思えば、その孤独ともしっかりと向き合えました。
・司法試験合格が決まったときの率直な感想は?
「ほっとした」。机に突っ伏して、ため息が出ました。
嬉しいと言うより安堵感が大きかったです。
・今後、どのような道に進もうと思っている?
弁護士事務所に所属しながら、司法修習生として検事としての仕事を学ぼうと思っています。
・高校時代の遠田君はどんな生徒でしたか?
友達は少なくなかったと思います。
思い出に残っているのは部活動(硬式野球)です。部活と勉強の両立を図りました。
定期テストも悪い成績ではなかったので、先生方のイメージはそんなに悪くなかったと思います(笑)
後輩たちから卒業時にもらった色紙には「文武両道」という4文字がたくさん飛び交いました。
そう見えているのでしょうね。
・高校時代の自分に、いま声をかけるとしたら?
「やりたいことを自由にやったらいいんじゃない」と、、、、
今までの人生で後悔しているなと思っていることはありません。
失敗したことも沢山ありますが、それも今の糧になっていると自覚しているので。
・在校生にメッセージをお願いします。
なんとなく3年間過ごすのは簡単。定期テストもそこそこにやっておけば、そこそこの人生が待っています。
自分がひとつ打ち込むことを何か作ると人生は変わるはずです。
それを見つける努力をするだけで毎日は変わってくると思います。
自分の将来のために、いま何が出来るかということを考えて欲しい。
その選択肢として、司法試験に現役合格した僕があると思ってください。
(明治大学として、司法試験に現役での合格は史上2人目(2年連続)の快挙です)
遠田君、貴重な時間をありがとうございました!!